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「第二新卒なら、転職エージェントを使わないと不利になるのかな」
短期間で辞めたあと、求人を探し始めるときに気になることだと思います。
私も新卒9ヶ月で退職したあと、転職エージェントに登録しました。
けれど紹介してもらった3社は、すべて不採用でした。
最終的に就職が決まったのは、地元のハローワークで見つけた求人です。
それでも、相談した時間が無駄だったとは思っていません。
次の職場で何を大事にしたいかを、初めて言葉にできました。
この記事では、使うべき人・3つの手段の違い・選び方・初回面談の質問・断り方を整理します。
【結論】第二新卒でも転職エージェントは全員に必要ではない

転職エージェントは、短期離職の説明や求人選びを一人で進めにくい人に向いています。
第二新卒というだけで登録する必要はありません。
必要な支援と探したい求人に合わせて選びます。
短期離職の説明に迷う人は使う価値がある
第二新卒に、法律で決まった定義はありません。
卒業して数年以内を指すことが多いものの、対象となる年齢や就業経験はサービスや企業ごとに違います。
使う価値があるのは、退職理由・応募書類・求人の条件を一人で整理しにくい人です。
反対に、応募したい会社が決まっていて、書類も面接準備も自分で進められるなら必須ではありません。
なお厚生労働省の集計では、大学を卒業して就職した人の3年以内の離職率は33.8%です。
早期に辞める人が珍しくないことは分かりますが、これは短期離職が選考で不利にならない根拠にはなりません。
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」(令和4年3月卒)
転職エージェント・直接応募・ハローワークを1表で比べる

求人を探す手段は3つあります。
必要な支援と、探したい求人の種類が違います。
| 比較項目 | 転職エージェント | 転職サイト・直接応募 | ハローワーク |
|---|---|---|---|
| 向いている人 | 条件整理や選考対策を相談したい | 応募先と進め方が決まっている | 地元求人と公的支援を使いたい |
| 主な支援 | 求人紹介・書類や面接の支援・企業との調整 | 求人検索から応募まで自分で進める | 求人紹介・応募書類や面接の相談 |
| 注意点 | 扱う求人地域と担当者に差がある | 企業確認と日程調整を自分で行う | 窓口や地域で支援方法が異なる |
条件の整理や選考対策を相談したいならエージェント、応募先が決まっているなら直接応募が向いています。
地元の求人を対面で相談しながら探したいなら、ハローワークが候補です。
私は3つとも使いました。
最初はエージェント、途中から求人サイト、最後がハローワークです。
どれか1つに絞る必要はありません。
転職活動そのものの進め方は、第二新卒の転職活動の全体の流れにまとめています。
出典:厚生労働省「職業紹介事業制度の概要」/厚生労働省「正社員就職を目指す若者の皆さまへ」
体調が戻る前は登録や応募を急がない

体調が戻っていないなら、転職活動を急がなくて大丈夫です。
求人を見るだけで気持ちが重くなる時期があります。
働ける状態かどうかを自分で判断できないこともあります。
休養にどれくらいかかるかは人によって違います。
必要なら主治医など専門家に相談してください。
私は退職後に1ヶ月休んでから動き始めましたが、これが全員に当てはまる目安ではありません。
先に決めるなら、次の職場で避けたい環境のほうです。
詳しくは適応障害から転職して10年働いた体験を読んでみてください。
私はエージェントを使い、ハローワーク求人で就職した

エージェントで内定は出ませんでしたが、転職の軸を整理できたことは収穫でした。
紹介で決まらなくても、相談した時間まで無駄になるとは限りません。
結果と、得られたものの両方をお伝えします。
地方から都心部へ相談に通い、紹介された3社は不採用だった
私が住んでいたのは地方で、面談の窓口は都心部にありました。
片道の移動だけで負担が大きく、相談のたびに半日が消えます。
地方に住んでいると、想像以上にこたえます。
そして紹介してもらった3社は、すべて不採用でした。
入社9ヶ月という経歴を、うまく説明しきれなかったのだと思います。
それでも、無駄ではありませんでした。
面談で質問されるうちに、自分が次の職場で何を大事にしたいのかが見えてきたからです。
内定が出たかどうかだけで、使った価値を決めなくていいと思っています。
地元求人の多さと相談の近さからハローワークも使った
最終的に就職したのは、ハローワークで見つけた求人でした。
たまたま受けたい会社があったことが大きいのですが、それだけではありません。
地元の求人が多く、自然と見る時間が増えていきました。
窓口が近くて、相談に行きやすかったことも理由です。
思い立った日に行けるのは、想像以上に助かりました。
エージェントがだめだったから次に選んだ、という順番ではありません。
地方に住んでいるなら、ハローワークは最初から対等な選択肢です。
オンライン面談ができるサービスでも、紹介できる求人まで全国にあるとは限りません。
理系・院卒から文系職へ移る理由を面接で説明した
面接では「やりたいことと合わなかった」と説明していました。
ただ、私は理系の大学院を出ています。
そこから文系の職種を志望したので、面接ではかなり不思議がられました。
理解してもらうのには苦労しました。
経歴と志望がつながって見えないからです。
背景には3つの気持ちがありました。
- 理系職をまた辞めたくない
- 院卒をからかわれるのはもう嫌だ
- そもそも向いていないのではないか
前の職場の不満だけで終わらせず、次に何を大事にしたいかまで話す。
今ならそう整理して伝えると思います。
言語化、大事です。
短期離職者は対象地域と支援内容で選ぶ

選ぶ基準は、対象となる経歴・求人地域・担当者の姿勢です。
知名度や求人数だけでは、自分に合うかどうか分かりません。
年齢・職歴と希望地域が対象かを最初に確認する
まず、自分が対象に入っているかを確かめてください。
「第二新卒向け」と書かれていても、年齢・卒業年・就業経験の条件はサービスごとに違います。
オンライン面談の対応地域と、紹介できる求人の地域は別物です。
全国から相談できても、求人が都市部だけということもあります。
登録前か初回面談で、希望する勤務地・職種・雇用形態を伝えて、紹介の可能性を聞いておきましょう。
対象外だったとしても、自分の力不足ではありません。
直接応募やハローワークに切り替えれば済む話です。
短期離職の説明と応募準備を支援してもらえるかを見る
求人の件数より、説明を一緒に作ってもらえるかを重視してください。
短期離職者がつまずくのは、求人が見つからないことより、辞めた理由をどう話すかだからです。
職務経歴書の添削や面接練習があるかだけでなく、事実と違わない形で退職理由を整理できるかを見てください。
私は「やりたいことと合わなかった」だけでは、職種を変えた理由まで伝わりませんでした。
希望する職種と避けたい環境を言葉にしてくれる担当者なら、もっと違ったと思います。
求人の職場情報と担当者の姿勢を確かめる
同じ失敗を繰り返さないために、職場の情報を確認できるか聞いてください。
- 平均の勤続年数はどうか
- 研修・残業・有休の取得状況
- 若手がどれくらい辞めているか
情報は、選ぶときの材料になります。
新卒者などを募集する企業には、一定の職場情報を提供するよう求める制度があります。
担当者に確認を頼める根拠になります。
あわせて担当者の姿勢も見てください。
希望を聞く前に応募を勧めてこないか、断る意思を尊重してくれるか。
知名度だけで決めなくても構いません。
厚生労働省の人材サービス総合サイトでは、事業者ごとの公表情報を確認できます。
企業に直接は聞きにくいことも、担当者からなら確認してもらえます。
使わない手はありません。
出典:厚生労働省「職場情報の提供制度」/若者雇用促進総合サイト
初回面談では3つの質問で相性を確かめる

初回面談では、紹介条件と企業へ渡す情報を先に確認します。
聞かれるだけの場にしなくて大丈夫です。
まず聞く3つは紹介不可条件・推薦文・健康情報
質問をたくさん用意する必要はありません。次の3つで足ります。
- 「求人を紹介できない可能性がある条件を、先に教えてください」
- 「企業へ提出する推薦文を、応募前に確認できますか」
- 「退職理由や健康に関する情報は、企業へどの範囲まで共有されますか」
1つめを聞いておけば、紹介を待ち続ける時間を減らせます。
2つめと3つめは、自分の知らない内容が応募先に伝わる不安をなくすためです。
答えの内容だけでなく、聞いたときの反応も見てください。
濁さずに説明してくれるか、確認を嫌がらないか。
メモを取りながら聞いて構いません。
面談の場で全部覚えようとすると、肝心の条件を忘れてしまいます。
健康情報を担当者に話すかは共有範囲を確かめて決める
担当者に話すことと、応募先の企業に伝わることは別です。
体調や避けたい職場環境を相談したい場合でも、まず何が記録され、誰に共有されるのかを確かめてください。
職業紹介で集めた情報を第三者へ渡すには、本人の同意が必要とされています。
ただし「話した内容は絶対に企業へ伝わらない」とは言い切れません。
企業に伝えるかどうかの判断は、適応障害を転職先に伝えるか迷うときの考え方で詳しく書いています。
希望地域と連絡方法も追加で確認する
地方に住んでいる人と電話が苦手な人は、追加で確認しましょう。
- 「私の希望地域で、第二新卒向けの正社員求人は現在ありますか」
- 「連絡はメール中心にして、電話は事前予約にできますか」
私は地方から都心部まで通いましたが、面談の方法だけでなく、そのあとの連絡や選考まで続けられるかが大事でした。
移動や電話がしんどいまま進めると、転職活動そのものが続かなくなります。
負担を減らす相談は、遠慮しなくて大丈夫です。
求人があるかどうかは、聞けばその場で教えてもらえます。
登録してから知るより、先に確かめたほうが早いです。
遠方の面談が続きそうなら、オンラインに切り替えられるかも聞いておきましょう。
転職エージェントのよくある疑問と注意点

登録数や断り方に迷ったら、負担が少なく主導権を保てる方法を選びます。
登録したあとも、応募するかどうかを決めるのは自分です。
何社登録するか迷ったら、まず1社でよい
何社が正解かを示す公的な基準は見つかりませんでした。
短期離職の説明に不安があったり、体調が万全でなかったりするなら、対象地域と経歴が合う1社から始めるのがおすすめです。
複数登録すれば求人や担当者を比べられますが、連絡と日程の管理が増えます。
転職活動そのものが負担になっては本末転倒です。
1社で十分と決めつける必要もありません。
紹介できる求人がない、担当者が合わないと感じたときに、2社目を考えれば間に合います。
希望外求人は断り、合わない担当者は変更できる
希望と違う求人は、断って構いません。
断るときは、理由を具体的に伝えてください。
条件が伝わっていないだけの場合があります。
それでも同じような求人が続くなら、担当者の変更を頼むか、利用を止める選択もあります。
希望を聞く前に応募を急かす、求人の不明点を調べてくれない、情報の共有先を説明しない。
こうした場合は相性を見直すサインだと考えています。
自分の主導権を守るための目安です。
断ったからといって、その後の対応が悪くなるわけではありません。
合わないまま応募するほうが、お互いにとって損になります。
求人を紹介されなくても直接応募やハローワークを選べる
登録しても、求人を紹介されないことがあります。
希望する条件や地域によっては、扱っている求人がないためです。
紹介されないことと、就職できないことは違います。
応募先が決まっていれば直接応募できますし、公的な支援もあります。
新卒応援ハローワークやわかものハローワークでは、書類の相談や面接の指導を無料で受けられます。
私もハローワークの求人で就職しました。
手段を変えるのは、あきらめることではありません。
自分に合う探し方に切り替えるだけです。
登録イコール退職ではない
登録することを、辞める決断の代わりにしないでください。
心と体の状態、いまの職場で変えられること、辞めたあとの生活。
この3つを先に見ておくほうが、あとで迷いません。
求人を見た勢いだけで決める必要はありません。
転職先が決まってから辞めるという順番も選べます。
判断の材料は新卒1年目で仕事を辞めたいときの考え方にまとめています。
まとめ|必要な支援に合わせて転職手段を選ぼう

転職エージェントは、必要な支援を受けるための選択肢の一つです。
- 第二新卒でも、全員が転職エージェントを使う必要はない
- 短期離職の説明や希望条件を整理したい人は、まず1社を試す選択肢がある
- 地方の地元求人を探す人は、ハローワークも最初から対等に比較する
私はエージェントの紹介で3社落ちました。
それでも、面談で自分の軸を整理できたことは今も残っています。
就職が決まったのはハローワークの求人で、そこから文系の職種に移って10年になります。
大事なのは、どのサービスを使うかではありません。
次の職場で避けたいことと、大事にしたいことを言葉にできるかどうかです。
今日できることを1つだけ選ぶなら、3つの質問を手元に置いて相談に行くか、地元の求人を見てみるか。
どちらからでも大丈夫です。
ゆかり

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