「適応障害で辞めたい。でも、上司に直接言う勇気がない。メールで伝えてもいいのかな。」
そう考えている方は、少なくないと思います。わたしも同じ状況で、上司に直接言えないまま退職の方法を探していました。
この記事では、適応障害での退職をメールで伝える際の例文と注意点をまとめます。あわせて、わたし自身がメールではなく郵送を選んだ理由もお伝えします。
- 適応障害の退職メール、すぐ使える例文
- 病名を書くべきか、ぼかすべきか
- わたしが診断書を郵送で送った理由
- メールは上司と人事、どちらに送ればいいか
- 送った後、返信がない・電話が来たときの対応
適応障害の退職メール、まず使える例文
件名と本文、両方とも短くまとめれば十分です。まずは形から確認していきます。
件名は「体調不良」で足ります
- 体調不良による退職のご相談(氏名)
- 退職についてのご相談(氏名)
- 今後についてのご連絡(氏名)
病名を件名に入れる必要はありません。読んだ相手が身構えない件名を選べば十分です。
本文の例文
お疲れ様です。〇〇(氏名)です。
体調不良のため、しばらくお休みをいただいておりますが、
医師とも相談したうえで、現状での就業継続が難しいという
結論に至りました。
大変申し訳ございませんが、〇年〇月〇日をもちまして
退職させていただきたく存じます。
本来であれば直接お伝えすべきところ、メールでのご連絡と
なりましたことをお詫び申し上げます。
今後の手続きにつきまして、ご指示をいただけますと
幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
謝罪の言葉を入れつつ、理由は簡潔にとどめるのがコツです。長く説明しようとすると、かえって書きづらくなります。
適応障害の退職メールで、病名は書くべきか
病名を書く義務はありません。「体調不良」「健康上の理由」とぼかすのが一般的です。
退職の意思表示に、詳しい理由を添える必要はもともとありません。「一身上の都合により」の一文だけでも、法律上は成立します。
とはいえ、いきなり退職を切り出すメールだと、相手も戸惑うかもしれません。「体調不良により」と一言添えるだけで、相手が状況を飲み込みやすくなります。
診断書を出す予定がある場合は、そこで初めて病名が伝わる形でも問題ありません。メールの段階では、ぼかしたままで十分です。
わたしは退職メールではなく、診断書を郵送しました
ここからは、わたし自身の話です。正直にお伝えすると、わたしはメールではなく郵送を選びました。
メールより確実な方法を探していた
直属の上司から学歴を理由に見下され続け、適応障害と診断されました。上司に直接メールを送ることすら、当時は考えられませんでした。
心療内科でもらった診断書と、退職の意向を書いたメモを封筒に入れ、人事部宛に簡易書留で送りました。郵送を選んだのは、記録が確実に残る方法だったからです。
メールでも、郵送でも、法的には同じ
退職の意思表示は、メールでも郵送でも、法律上の扱いは変わりません。どちらを選ぶかは、自分がやりやすい方法を選べばよいと思います。
すぐに返信がほしい方、スマホで完結させたい方はメール向きです。証拠をしっかり残したい方、書留の記録を残したい方は、郵送も選択肢に入ります。どちらも間違いではありません。
診断書を郵送した経緯は、心療内科で診断書をもらって退職した話に詳しく書いています。
退職メールは誰に送る?上司か人事か
基本は直属の上司に送ります。ただし、上司との関係が原因で退職を考えている場合は、人事部宛でも問題ありません。
会社の規模によっては、人事部の連絡先が分かりにくいこともあります。その場合は、代表アドレスや総務部宛に送り、「人事のご担当者様にお取り次ぎください」と一言添える方法もあります。
社内アドレスが分からない、あるいは会社のメールを開くこと自体がつらい場合は、私物のメールアドレスから送っても構いません。件名に自分の氏名を入れておけば、誰からの連絡か分かってもらえます。
わたしの場合も、上司ではなく人事部宛に郵送しました。上司を通さずに退職の意思を伝えることは、十分に可能です。
退職メールを送った後、返信がない・電話が来たときは
送信後の不安として多いのが、この2つです。順番に見ていきます。
返信が数日来ないとき
会社側も対応を検討する時間が必要なため、即日返信がないことは珍しくありません。1週間ほど待っても連絡がない場合は、再度メールで確認してみてください。
電話がかかってきたとき
体調的に電話で話すのが難しければ、出なくても問題ありません。落ち着いてから「電話は難しいので、メールでのやり取りをお願いします」と返信すれば、多くの場合は対応してもらえます。
着信が続いてつらいときは、無理に出なくても大丈夫です。落ち着けるタイミングで、こちらから改めて連絡すれば十分です。
それでも直接話すことを強く求められる場合は、退職を引き止められた時の対処法も参考にしてみてください。
適応障害の退職メールでよくある疑問Q&A
Q1. 適応障害でそのまま退職したいのですが、どうしたらいいですか?
心療内科を受診し、診断書をもらったうえで、メールか郵送で退職の意思を伝える方法が現実的です。直接会って話す必要はありません。まずは医師に相談することから始めてみてください。
Q2. 適応障害で退職したら後悔しますか?
わたしは後悔していません。9ヶ月で退職してから10年、転職先で穏やかに働けています。ただし感じ方は人それぞれです。適応障害から転職して10年にも詳しく書いています。
Q3. 診断書は必ず添付すべきですか?
メール本文への添付は必須ではありません。ただし、傷病手当金の申請や、特定理由離職者としての失業給付申請には診断書が必要になる場面があります。手元に用意しておくと、後の手続きがスムーズです。
Q4. メールで退職するのは非常識ですか?
非常識ではありません。体調的に直接話すのが難しい状況であれば、メールも正当な手段のひとつです。無理をして体調を崩す方が、長い目で見て負担が大きくなります。
まとめ|メールでも、あなたを守る手段になる
- 病名は書かず「体調不良」で十分。件名も本文もシンプルでいい
- メールでも郵送でも、退職の意思表示としての効力は変わらない
- 上司に直接言えなくても、人事部宛に送る選択肢もある
直接顔を合わせて伝えることだけが正解ではありません。体調がつらいときは、自分が一番負担の少ない方法を選んでいいと思います。
あなたが少しでも軽い気持ちで、次の一歩を踏み出せますように。
ゆかり
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