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仕事を辞めたいと思ったら最初にすること【5つのステップ】

「仕事を辞めたい」と思った。

でも次の瞬間、「でも、どうすればいいんだろう」と頭が真っ白になった——そんな経験はありませんか。

わたしがそうでした。10年前、品質管理の職場で限界を迎えた時、「辞めたい」という気持ちはあるのに、何から手をつければいいのかまったくわからなかった。結果として、動けないまま体を壊し、ある朝突然会社に行けなくなりました。

あの時、「辞めたいと思ったら、まず何をすればいいか」を知っていたら、もっと早く、もっとラクに動けたと思います。

この記事では、「仕事を辞めたい」と感じた時に最初にすべきことを、わたしの体験をもとにまとめます。

この記事でわかること
  • 「辞めたい」と感じた時にまずやること・やってはいけないこと
  • 今すぐ辞めるべきか・少し待つべきかの判断基準
  • 辞める前に確認しておきたい5つのこと
  • 体が限界サインを出しているなら、すぐに動いていい理由
目次

まず、「辞めたい」という気持ちを否定しないで

「辞めたい」と思った時、多くの人が最初にすることは——自分を責めることです。

「甘えているだけかも」「もっと頑張れるはず」「3年は続けないといけない」。

わたしもそうでした。毎朝上司に「院卒なのに、こんなこともわからないの」と揶揄されながら、「これくらい、社会人なら普通」と自分に言い聞かせて、半年以上耐えました。

その結果が、ある朝突然体が動かなくなる、適応障害の診断でした。

「辞めたい」という気持ちは、あなたの心と体が出しているSOSです。まず、その気持ちを否定しないでください。

「辞めたい」と思ったら、最初にすること5つ

① 体のサインを確認する

一番最初にやることは、自分の体の状態を確認することです。

要注意の体のサイン
  • 朝、体が動かない・布団から出られない
  • 眠れない、または眠りすぎる
  • 食欲がない、または食べすぎる
  • 涙がとまらない、ため息が増えた
  • 仕事のことを考えると動悸がする
  • 笑えなくなった、楽しいと感じられない

これらのサインが複数出ている場合、「もう少し頑張ろう」と耐えることが、かえって危険です。心療内科・精神科の受診を最優先にしてください。

体のサインについて詳しくは、仕事に行きたくない時の「限界サイン」7つをご覧ください。

② 「辞めたい理由」を紙に書き出す

頭の中でぐるぐるしている「辞めたい」という気持ちを、一度紙に書き出してみてください。

書き出すことで、「本当に辞めたい理由」と「一時的な感情」が分けて見えてくることがあります。

書き出すこと
  • 辞めたい理由(思いつくだけ全部)
  • 今の職場で続けることのメリット・デメリット
  • 辞めた後、理想的にはどうなっていたいか
  • 辞めることへの不安(お金・次の仕事・周囲の目など)

わたしは当時これをやっていなかったのですが、後から振り返ると「書けていたら、もっと早く動けた」と思います。頭の中だけで考えていると、堂々巡りになりやすいんです。

③ 「お金の余裕」を確認する

辞めることへの不安の多くは、お金の問題に行き着きます。辞める前に、手持ちの貯金と生活費のバランスを確認しておきましょう。

目安として、生活費の3〜6ヶ月分の貯金があると、次の仕事を急がずに探せます。それ以下でも、失業給付や傷病手当金を使える場合があります。

失業給付の条件(在職期間など)については、1年未満で退職すると失業給付はもらえない?で詳しく書いています。

④ 「休職」という選択肢があることを知っておく

わたしは退職した後で知ったのですが、「休職」という選択肢があります。会社に在籍したまま休める制度で、要件を満たせば給与の約3分の2を「傷病手当金」として受け取ることもできます。

「今すぐ辞める」だけが選択肢ではない。休職してから判断する、という道もあります。

休職と退職の違いについては、休職か退職か、どちらを選べばいい?で詳しくまとめています。

⑤ 「辞める方法」を調べておく

「辞めたいけど、どうやって辞めればいいかわからない」という人は多いです。特に、上司に言いにくい・引き止められそうという場合はなおさらです。

選択肢は主に3つあります。

退職の方法3つ
  • 自分で退職を伝える:上司または人事部に口頭+退職届で伝える
  • 診断書を使う:心療内科で診断書をもらい、人事部経由で手続きを進める(わたしはこの方法で上司と一度も話さずに退職できました)
  • 退職代行を使う:自分の代わりに会社へ連絡してもらう。引き止めや上司への恐怖がある場合に有効

診断書を使った退職については心療内科で診断書をもらって退職した話、退職代行についてはわたしNEXTのレビュー記事を参考にしてみてください。

「辞めたい」と思ったら、やってはいけないこと

① 感情的に「明日辞める」と宣言しない

つらい出来事があった直後に「もう限界!明日辞める!」と上司に言ってしまう、というケースがあります。気持ちはわかりますが、感情的なタイミングでの退職宣言は、後で取り消しにくくなったり、余計なトラブルを招くことがあります。

「辞めたい」と感じたその日は、まず誰にも言わず、一晩置いて冷静になってから動きましょう。

② 「次が決まってから辞めよう」と先延ばしにしない

体や心が限界に近い状態で「転職先を決めてから辞めよう」と頑張り続けると、転職活動どころか日常生活もままならなくなることがあります。

限界サインが出ているなら、「次が決まってから」を待つ必要はありません。まず休むことを優先してください。

③ 一人で全部抱え込まない

「辞めたい」という気持ちを、誰にも言えないまま抱えていると、どんどん追い詰められていきます。家族、友人、または心療内科の先生でも——一人に話すだけで、気持ちが軽くなることがあります。

わたしは母に「病院に行きなさい」と言われるまで、誰にも相談できていませんでした。あの一言がなければ、受診ももっと遅れていたと思います。

今すぐ辞めるべき状態か、判断するための基準

「辞めたいけど、本当に辞めていいのか」と迷っている人に向けて、判断の目安をまとめます。

すぐに動いた方がいいサイン
  • 体のサイン(眠れない・朝起きられない・動悸など)が出ている
  • 心療内科・精神科で診断が出た、または受診を勧められた
  • 「死にたい」「消えたい」という気持ちが浮かぶことがある
  • ハラスメント・違法な長時間労働など、明らかに問題のある環境にいる
少し立ち止まって考えてもいいサイン
  • 特定の出来事(ミス・叱責)の直後で、気持ちが落ち着いていない
  • 「辞めたい」と「続けたい」が半々くらいで揺れている
  • 仕事の内容は嫌いではなく、特定の人間関係だけが問題

「すぐに動いた方がいいサイン」が一つでも当てはまるなら、迷わず動いてください。わたしは迷いすぎて、体を壊してから動きました。あの判断の遅さだけは、今でも後悔しています。

よくある疑問Q&A

Q. 「辞めたい」と思うのは甘えですか?

甘えではありません。「辞めたい」と感じるほどの状況に追い込まれているということ自体、すでに相当のストレスを抱えているサインです。「甘え」という言葉で自分を責め続けると、体と心が本当に壊れてしまいます。わたしがそうでした。

Q. 貯金が少ない。辞めても大丈夫?

貯金が少なくても、失業給付や傷病手当金など、退職後に使える制度があります。また、退職後すぐに転職活動を始めれば、空白期間を最小限にすることもできます。まず今の状態を確認して、使える制度を調べることから始めてみてください。退職後の手続きは退職後にやること・手続きチェックリストにまとめています。

Q. 上司に「辞めたい」と言えない

言えなくても大丈夫です。診断書があれば人事部経由で手続きが進められますし、どうしても自分では連絡できない状況なら退職代行という選択肢もあります。「言えない」は退職できない理由にはなりません。

Q. 「もう少し頑張れば変わるかも」と思ってしまう

その「もう少し」がずっと続くなら、状況は変わりにくいです。半年耐えても変わらなかったわたしが言うのも何ですが——「変わるかも」という希望は大切にしながら、同時に「変わらなかった時に動けるか」も考えてみてください。

まとめ|「辞めたい」と思ったその日から動いていい

この記事のまとめ
  • まず体のサインを確認する。複数当てはまるなら医療機関へ
  • 「辞めたい理由」を紙に書き出して、頭の中を整理する
  • 貯金・失業給付・傷病手当金など、お金の選択肢を確認する
  • 休職という選択肢も忘れずに。辞める前に知っておいて損はない
  • 退職方法(自分で・診断書・退職代行)を知っておく
  • 感情的な宣言・先延ばし・一人で抱え込むことは避ける

「辞めたい」と思った瞬間から、あなたはもう動いていいんです。

わたしは「甘えているだけかも」と思い続けて、体が壊れるまで動けませんでした。あの時、もっと早く「辞めたい」という気持ちを大切にしていたら、もっとラクに次の場所へ行けていたはずです。

このブログには、辞める前・辞める時・辞めた後に必要な情報をまとめています。今あなたが気になるところから読んでみてください。

ゆかり

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この記事を書いた人

35歳・会社員。10年前、入社9ヶ月で適応障害になり退職。現在は転職後の職場で10年勤続中。「あの時のわたしが知りたかったことを届けたい」という気持ちで、退職・転職の体験をもとにブログを書いています。

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